:《合弁か自主か?広汽グループの未来は、この「畑」だけで十分》
近年、合弁自動車メーカーは市場の過度な競争と電動・スマートカーという二重の挑戦に直面しており、広汽グループはその中でも特に苦境に立たされている。というのも、広汽Hondaと広汽トヨタという二大収益源がほぼ途絶え、伝祺(Trumpchi)ブランドの転換や埃安(AION)ブランドの上位展開にはより長い時間を要するためである。
広汽グループの発表によると、2024年の年間販売台数は合計200.3万台で、前年比20.04%の減少となった。そのうち合弁事業は前年比24%減、自主ブランド事業は10.9%減となっている。2025年1月から5月までの累計販売台数は60.52万台で、前年比13.48%減となっており、唯一成長を見せたのは広汽トヨタのみである。それでもなお、合弁事業の販売台数は自主ブランドの2倍である。
広汽グループが自主ブランドと新エネルギー車(NEV)に大きく賭けているのは、業界全体の流れに従ったものに過ぎないが、それだけでは中国の自動車メーカー全体が抱える共通の課題から脱却するには至っていない。電動車に加えて、空飛ぶクルマや新エネルギー小型商用車などにも注力しなければならない状況だ。